2010年3月18日木曜日

短歌

学校で、「教科書の中から短歌を一つ選び、400字ぐらいに内容を膨らませろ」という宿題が出された。
自分は、何を選ぶかを一瞬で決めた。
若山牧水の歌である。

白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ

リトバスをやった人には御存じであろう。
美魚ルートに出てくる歌である。
というわけで、いい機会だから、美魚ルートとこの歌について、すごく軽く書こうと思う。

とは言え、歌の意味が分からんやつのために、俺が、頑張っても200文字強にしか膨らまなかった、醜態の塊を載せておこう。

高い空の青さ、広い海の青さの中を、白鳥が飛んでいる。それは、清く純白であり、雑り気がない。むしろ、他の色に溶け込もうとしない。それは、自ら孤高を保ち、美しく、悠然と舞っているのである。真っ直ぐと意思を貫いた、周囲に流されない自分と同じように。しかし、白鳥の内心はどうなのだろう。孤独、それは寂しいものではないのだろうか。実は心の底では、溶け込みたい、混じりたい。けれども、それがなかなかできない。だから、漂いながら、さまようことしかすることがない。本当は、悲しいのかもしれない。

無理やりな感じがするが、そんな才能がないので、仕方ない。
では、本題に入る。
勿論、ネタバレであるが、プレイしないと意味が分からないと思う。

シナリオや二人の名前等を考慮すると、
空の青=理樹と美魚の世界
海のあを=美魚だけの世界
白鳥=美鳥
となる。
これを踏まえて、
美鳥は二つの世界にもいられなくて、寂しくないのだろうか
ということになる。

以上終わり

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